第12回 野間邸寄席

2016年04月20日

平成28年4月16(土)に『第12回野間邸寄席』を開催しましたのでご紹介します。

【喫茶】








 外にいるだけでポカポカと気持ちの良いお天気の中、野間邸のお庭や茶室で喫茶を楽しんで頂きました。緑が広がる日本庭園に赤の毛氈が映え、それだけで趣のある空間となります。お庭を眺めたり、お話をしたりと思い思いにおくつろぎ頂きました。

【落語】
  まずは一番お若い桂慶治郎さん。米団治さんのお弟子さんで、爽やかな笑顔とハキハキしたしゃべり方が印象的なイケメン好青年!!上方落語協会が発売しているイケメンカレンダー『上方落語美笑男』にも選ばれました。
 落語はちょっとまぬけなみかん売りのお話し。とぼけたみかん売りとそれを取り巻く町の人たちのおかしなやり取りを上手に表現され、トップバッターとして会場を大いに沸かせてくれました。




 二人目は桂出丸さん。長身でスラっとした体形にキリッとした目元のどこかクールなナイスミドル。慶治郎さんとは違った大人の魅力を感じます。
 しかし、落語が始まるとさすがは噺家さん!!整った顔を崩して酔っ払いになりきります。お話しが進むにつれ、顔が赤らんでるように見えてきて本当に酔っぱらっているかのような熱演ぶり。お調子者の酔っ払いと店主のやりとり、それと顔芸?で会場は大爆笑!!


 
 トリを飾るのはやはりこの方、桂米平さん。まあるく大きな体系とニコニコ笑顔ですべてを包み込んでくれます!!優しさあふれる癒し系です。
 落語は伊勢参りをする2人の男性と狐のお話。たまたま蹴飛ばした石ころが狐の頭にあたってしまい、狐に化かされて奇妙な体験をします。大きな川があらわれたり、お化けがでたりと翻弄されっぱなしの男性2人を身ぶり手ぶりでおかしく表現。途中お囃子も交えて大盛り上がりでした。



【大喜利】
 お客さんからお題をもらい、慶治郎さんと出丸さんが即座になぞかけをします。お題は「昼寝」。まずは出丸さんがすぐに手をあげます。
・「昼寝」とかけまして「心の病の方が2人」と解きます。そのこころは「うつ・うつ」
会場からは感嘆の声と拍手が送られます。次に慶治郎さんですが、「んー」と腕を組んで悩まれている様子。本人いわく、「たくさん出来たので、どれにしようか悩んでいます」とのこと。会場から笑いも起きたので、兄さん2人が場をつなぎます。2人の話をお客さんと一緒に聞いている様子の慶治郎さんに出丸さんがたまらず、「まだか?」とイジります。会場から笑いが起こったところで慶治郎さん、
・「昼寝」とかけまして「映画鑑賞」と解きます。そのこころは「まくら(真っ暗・枕)があると助かります」
「おぉーなるほど」と会場から称賛の拍手。「時間かけすぎ」と兄さん2人にまたイジられていました。
 次は慶治郎さんから出丸さんにプレゼントを送るという設定で、何を送るかは会場のお客さんが決め、それを2人が当てるというもの。2人はお客さんの反応を見ながら答えに近づけていきます。そのプレゼントはなんと「空きビン」!!会場の反応に翻弄されながら必死に考える2人とそれを笑う会場とで大盛り上がりしました。








【福引大会】
 最後にチケットの半券を利用した福引大会です。今回の景品は「コーヒー券」や「映画(マザーレイク)のチケット」、「次回野間邸寄席のチケット」、「演者さんの直筆サイン」と様々!!直筆サインはなかなかもらえる機会がないので大変貴重な景品となりました。次々と当選者が呼ばれ、「やったー」という喜びの声と「あー、おしい」という残念な声とが飛び交って大盛り上がり。当たったお客さんは良いお土産が出来たと大変喜ばれていました。









      慶治郎さん            出丸さん           米平さん           3人の寄せ書き
 


 心地よいお天気の中、第12回野間邸寄席を無事終えることが出来ました。今回初めて来られたお客さまからも「大変面白かったです!!次回も是非来させてもらいます。」と嬉しいお言葉を頂戴しました。これからも皆様に楽しんで頂けるよう、世話人会一同、精進してまいります。
 さて次回『第13回野間邸寄席』は平成28年10月30日(日)に開催を予定しています!!
噺家の生の声や表情、動きを間近で楽しめる野間邸寄席で、皆さんと一緒に思う存分笑って、心も身体もリフレッシュしてみませんか!!たくさんのご応募お待ちしております(*^_^*)








Posted by   社会福祉法人 しみんふくし滋賀 at 08:00 文化活動

『2015年 菊花展』を開催しました!!

2015年11月27日

【出品者の紹介】
 『レイカグリーン27;菊作り同好会』の皆様はレイカディア大学の卒業生からなる同好会で、自分たちが学んだことを活かし地域貢献のための活動をされています。さらに今回は飛び入りで立派な大菊の切花を地元の方が持ってきて下さり、一緒に展示させて頂きました。
 今年は約50鉢を展示して下さり、菊の運搬や配置、角度の微調整など細部にまでこだわり、野間邸の大広間と日本庭園に調和してとても趣のある雰囲気となりました。開催期間中はメンバーの方が水遣りをかねて来て下さり、来場された方に菊の説明や育て方などもお話しいただきました。



【作品の紹介】










                                    (画像をクリックして頂くと大きな画面でご覧になれます)

 展示した菊の種類:『古木づけ菊』、『懸崖菊』、『ドーム菊』、『大菊』、『小品盆栽』



【展示中の様子】 
 日中を通して肌寒くなり、冬の到来を感じさせる澄んだ冷たい空気の中、菊の鮮やかな色味が際立っていました。大広間には菊の香りが満ちて、その場にいるだけで心が安らぎます。
 「Z-TV」さんや「滋賀報知新聞」さんにも取材して頂いたおかげで、初めての方も多く来場されました。「こんなすばらしいものがあったなんて、知りませんでした」と喜んで頂けました。
 また、レイカグリーンさんによると、今年は気候の関係で白い花が多かったみたいです。しかし出来は自信作という言葉通り「いろいろ見たがここのものが一番素晴らしいです」と感心される方が多く、ゆっくりと堪能して頂きました。
 

 『レイカグリーン27;菊作り同好会』の皆様をはじめ、皆様のご理解、ご協力のおかげで今年も大盛況で終えることが出来ました。誠にありがとうございました。
 今後もより多くの方に楽しんで頂けるイベントを開催していきますので、どうぞよろしくお願い致します。









Posted by   社会福祉法人 しみんふくし滋賀 at 16:00 文化活動

第11回 野間邸寄席

2015年10月19日

第11回 野間邸寄席

2015/10/17(土)に第11回野間邸寄席を開催しました。

【喫茶】
 今回から落語が始まる前にお庭とお茶室を開放し、早めに来られたお客さんがゆったり出来るよう喫茶を始めました。天気予報では雨となっていたのですが、朝から清々しい秋晴れでゆったりとくつろいで頂けました。










【落語】
 トップバッターは桂米輝さん。桂米團治さんのお弟子さんで今年で31歳になる、噺家さんの中でも若い方です。第一印象はズバリ小さい米平さん!!雰囲気がとてもよく似ていました。
 落語はちょっとぬけてる山伏とちょっと抜けてるご飯屋の店主のおかしなやりとり。若いパワーで元気よく話されるので大爆笑でした。



 二人目の月亭文都さんは月亭八方さんのお弟子さん。落語の前に師匠イジりと小話で会場が盛り上がりました。
 落語のテーマは十人十色。たくさん出てくる個性的な登場人物を表情や声質、身ぶり手ぶりで表現され、話の情景が頭に浮かぶので余計におもしろかったです。この臨場感は生の噺家さんを間近で見られる寄席の醍醐味です!!



 トリをかざるのはやはり米平さん。「とっぴょうしもない」という話から米朝師匠の昔話に。電車の中でいきなりオリジナル体操を始めるなど、思い出話でひと笑いさせて頂きました。
 落語もとっぴょうしのないお話。いつもぼーっとしている町人が辻切りに合い、胴と足が分かれてしまうがなぜか元気いっぱいで、別々に就職するというもの。話の途中で「皆さんついてこれてますか?」とお客さんへの問いかけも笑いに!!



【大喜利】
 落語の後は演者さん3名によるなぞかけと川柳です。米平さんが司会で後のお二人がお客さんからのお題に答えるというもの。なぞかけのお題は「JR」、「琵琶湖」、「秋晴れ」の3つ。実は今回、人身事故の影響で楽屋入りが遅くなってしまった演者さん方。そこで皮肉を込めて文都さん「JRとかけまして速達と解きます。そのこころは・・・すぐ送れ(遅れ)ます。」これにはみなさん納得といった表情でした。
 川柳は噺家が先に下の五文字を決め、後からお客さんに上の五文字をお題としてもらいうまくつなげるというもの。文都さんは「落ちていた」、米輝さんは「めでたいな」と決め、お客さんからのお題は「マイナンバー」となりました。
最初は「んんーっ」と悩まれていたお二人ですが、マイナンバーを利用した詐欺がニュースになっていることから、まずは文都さん「マイナンバー 官僚の目が 落ちていた」。おぉーという歓声と拍手で大盛り上がり。そこですかさず米輝さん「マイナンバー 私は分からん めでたいな」どっと会場が笑いで溢れました。









 

 心配していた雨も降らず良いお天気の中での寄席となりました。初めて来られた方からも「おもしろかったです!!また来たいです。」と言って頂けました。より多くの方に野間邸寄席を知って頂いて、たくさんの方が笑って帰られるよう努力していきます!!
 さて次回はどんな噺家さんがどのようなおはなしをしてくれるのか今から期待に胸がふくらみます!!皆さんとまた大笑い出来ることを楽しみにしております♪
 ※詳細が決定しましたら随時HPにて紹介します!!


※出演者の方々をはじめ、地域の方々のご理解とご協力のおかげで、第11回野間邸寄席を無事終えることが出来ました。お越し頂いた多くの方々と一緒に、楽しい時間を過ごすことが出来ました。誠にありがとうございました。
                                                           世話人会 一同


Posted by   社会福祉法人 しみんふくし滋賀 at 16:00 文化活動

『しみんふくし保育の家 竹が丘』地鎮祭

2015年10月02日

『しみんふくし保育の家竹が丘』の地鎮祭を執り行いました

 平成27年4月、野洲市より認可された「社会福祉法人しみんふくし滋賀」の事業である「しみんふくし保育の家竹が丘」の地鎮祭を平成27年9月25日(金)、地元の日吉神社の宮司様に祝詞をいただき工事の無事を祈願致しました。設計会社、建設会社、しみんふくし滋賀の役職員が参列し執り行いました。「しみんふくし保育の家竹が丘」は野洲市の待機児童解消を目的とした敷地面積約3,000㎡、定員120名の保育施設です。家庭や地域住民に開かれた保育所とし、様々な世代との交流活動を図り、地域コミュニティーの一端を担います。


 嶋川社会福祉法人しみんふくし滋賀理事長より、今日の地鎮祭を出発に来年4月より子どもたちが元気に明るく通園できるよう努めてまいります、と挨拶があり地鎮祭を締めくくりました。地元住民の皆様におかれましては工事に伴い、ご不便、ご迷惑をおかけするかと思いますが、何卒ご理解、ご協力の程お願い申し上げます。働く保護者がいつでも安心して仕事に従事できるよう支援し、自然に囲まれた環境の中で子どもたちの豊かな感性と健やかな成長を支援するとともに、地域社会の要請にこたえられる保育所作りをしてまいります。















Posted by   社会福祉法人 しみんふくし滋賀 at 10:00 過去の記事

第18回 八幡堀まつり

2015年09月28日

第18回 八幡堀まつり

※2015年9月19日(土)・20日(日)に八幡堀まつりが開催され、しみんふくし滋賀も恒例の行事として参加しました。普段は未公開の野間清六邸を開放し、抹茶・コーヒーの販売と音楽会を開催、そしてスタンプラリーと地点となりました。

【灯り】
 正面入り口、庭園、中庭にあかりを灯しました。日が暮れ辺りが暗くなるにつれ、ゆらゆらとろうそくの火が揺らめき、とても幻想的でした。いつもと比べ「お庭を散策しても良いですか?」というお客さんが多く、外の雰囲気も楽しんで頂きました。








【ギターアンサンブル】 
 19日は『湖風(うみかぜ)』さんによるギターアンサンブルです。総勢14名による演奏は迫力があり、静かな演目、ゆかいな演目の緩急の差が良く出ていました。ギターをたたいてリズムをとる明るいアップテンポな演目では聴いてる側も笑顔になり体を揺らして一緒に楽しんでいました。通りすがりの人やスタンプラリーを押しに来た人も演奏に引き寄せられて、「途中ですが中で聴いてもいいですか」と演奏をゆっくり楽しんで頂けました。
 気候も涼しくとても過しやすかったので、野間邸の庭園を散策しながら外で演奏を聴かれている人も多くいました。灯りがともる幻想的な雰囲気の中、外から眺めるギター演奏は中とは雰囲気も変わり楽しめました。







 


【琴・尺八・キーボードによるアンサンブル】
 20日は『以音(いおん)』さんによる琴・三味線・胡弓・尺八・キーボードとたくさんの楽器を使った演奏です。楽器の下に赤い毛氈を敷いて頂き、広間の雰囲気がぐっと良くなりました。日本古来からある楽器の為か野間邸の雰囲気とも合い、また音もよりキレイに響きわたっていました。
 演奏の途中で胡弓の説明があり、実際に楽器を触らせて頂けました。胡弓を触るのは初めての人がほとんどで皆さん興味深々。とても嬉しいそうにあちこち見ていました。演奏者の方の粋なはからいに感謝致します。ありがとうございました。









【スタンプラリー】 
 今年の野間邸はK地点です。「あったー!!こっちこっち!!」と子どもたちも元気な声をあげながらスタンプ集めを頑張っています。中には大人の方も真剣にスタンプ集めをされていて「この場所を教えて下さい」と尋ねられることもありました。スタンプの待ち時間にギターや琴の演奏が聴こえてくると、皆さん中を覗き込んだり、「キレイな音」と楽しそうにお話ししていました。

 
 


 天候に恵まれ過しやすい中でのお祭りとなりました。暗闇にゆらめく灯り、キレイな演奏、賑やかな笑い声、すべてが溶け込んで八幡堀まつりの良い雰囲気が建物の中にいても楽しめました。普段未公開ということもあってか日本庭園を散策される人も多く、野間邸の良さを多くの方に知って頂けました。
 ご協力頂きました『湖風』さん、『以音』さんのおかげで今年も大盛況で終えることが出来ました。誠にありがとうございました。


 
 さて、次回のイベントは
2015年10月17日(土)『第11回野間邸寄席』です!!。お馴染となりました桂米平さんをはじめ7代目月亭文都さん、桂米輝さんの3名。月亭文都さんは「なにわ芸術祭最優秀新人賞」の他、様々な賞を受賞。誠実さをモットーに幅広い年齢層に対応した芸を追求されています!!桂米輝さんは桂米團治の弟子。簡単なピアノの修理も出来るなど多才な方。1デシベルでも多くの笑い声を浴びれるようにと日々精進されています。このようなプロの噺家による野間邸寄席!!毎回皆さんの大きな笑い声で会場が揺れています!!是非ともお誘い合わせのうえお越し下さい!!
 詳しい情報は随時ホームページに掲載しますので、どうぞお誘い合わせのうえお越し下さいますようお願いします。皆さんと一緒に楽しいひと時を過ごせますよう、心よりお待ちしております。
※詳しくはこちらをクリック!!





Posted by   社会福祉法人 しみんふくし滋賀 at 09:00 文化活動